第十話「終幕へ至る戦いの始まり」

第十話「終幕へ至る戦いの始まり」

 ユーリィのペットのナインチェが運んで来たという手紙にはユーリィとヴォルデモートの居場所が記されていた。これまで、不死鳥の連合のメンバーが総出で探っていたにも関わらず、手掛かり一つ掴めなかった情報が突然舞い込んで来た。
 数度のぶつかり合いの度に敵から情報を吐かせる事に成功しているけど、死喰い人の行動は迅速で、連合が襲撃を掛けると、既に敵の拠点は蛻の殻である場合が殆ど。ユーリィの話から、幹部クラスであると考えられていたワームテールをスネイプが拷問して得た情報も殆ど役に立たないものばかりだった。
 手紙はまさに暗雲を晴らす一条の光に思えた。しかし……、。
 
「罠だろうな」

 アルはアッサリと決めつけ、手紙を握り潰してしまった。

「え、ちょっ!」

 慌ててアルの手から手紙を取り上げようと手を伸ばすと、アルは手紙をローブのポケットに突っ込んでしまった。

「ア、アル君」

 持って来た手紙をいきなり握り潰されたソーニャは呆然とした表情を浮かべている。

「罠って、どういう……」
「ここまで露骨な手を打ってくるとは、スクリムジョールのプロパガンダに連中も焦りを覚えているらしい」

 唇の端を吊り上げ、悪辣な笑みを浮かべるアルにソーニャは食い下がった。

「で、でも、この手紙はナインチェが運んで来た物よ?」
「この文字はダリウスの字だ」
 
 ダリウス・ブラウドフット。ユーリィを攫った張本人であり、連合の裏切り者。僕自身、何度も彼に訓練をつけてもらって、それなりに信頼していた人物の裏切りに衝撃を受けた。
 この手紙がダリウスの物なら、もしかして、彼は本当は……。

「ダリウスは本当は裏切っていなかったって事かも!」
「本気でそう思っているのか?」

 アルの冷たい視線に僕は口を噤んだ。
 分かってる。これは希望的憶測だ。僕がただ、彼を信じたいと思っただけだ。

「……二人共、この手紙の事は誰にも言うな」

 アルは語気を強めて言った。

「どうして……?」
「知れた事。ユーリィが攫われた時、マッドアイ達はまんまと罠に嵌って負傷した。この手紙を見て、マッドアイ達はまた、罠に飛び込んでしまうかもしれない」
「い、いくらなんでも……」
「無いとは言い切れない筈だ。特に、ダリウスと長く仕事を共にしていた闇祓い達は奴を信じたい一心で行動を起こしてしまう可能性がある。お前みたいにな」

 何も言い返せない。つい今しがた、僕はダリウスを信じて手紙に記された場所へ皆で行くべきだと思ってしまった。
 でも、と不意に疑念が湧いた。
 僕でさえ、彼を信じたいと思った。なら、僕以上に彼と接する時間が長かったアルは僕以上に彼を信じたい筈だ。

「君だって、信じたいんじゃないのか?」
「……俺はもう、間違った奴を信じたりしないさ」

 アルは顔を伏せながら言った。表情が隠れて見えない。
 
「ちょっと、外の風に当たってくる」

 片手をひらひらと振りながらアルは僕達に背を向けて歩き出した。
 その背中を見つめていると、妙な胸騒ぎを感じた。

「アル、待って!」
「……ユーリィ」

 咄嗟に追い掛けようとした足が哀しげなソーニャの呟きによって止まった。折角、ユーリィの居場所を掴めたかと思ったのに、罠だと断じられて、ソーニャはすっかり打ち拉がれている。今は彼女をマチルダの所に連れて行こう。今の彼女の力になれるのは親友の彼女だけだ。
 胸騒ぎは落ち着かないが、今、優先するべきは彼女だ。

「皆の所に行こう。大丈夫だよ。絶対、ユーリィは帰って来る」
「……ええ」

 励ますように言うと、彼女は薄く微笑んだ。だけど、その瞳には深い哀しみの光が浮かんだまま。
 哀しみに暮れる彼女の顔を見ると、胸が引き裂かれそうになる。毎年、夏になると家に招待してくれて、歓迎してくれたクリアウォーター家の人達。僕にとっても大切な人達だ。ダーズリー家に居る時には感じた事の無い愛情を教えてくれたのは彼女達だ。ニンバス2000をプレゼントしてくれて、僕の飛行を褒めてくれた彼らの身に起きた不幸は耐え難いほどの苦しみを僕に与えた。
 ワームテールに感じた様な哀れみをヴォルデモートに対しては一切持っていない。両親を殺し、ジェイクを殺し、ユーリィを攫ったヴォルデモートを僕は決して許さない。
 
 会議室に到着すると、皆は忙しく動いていた。

「どうしたの!?」

 血相を変えて出て行くトンクス達に驚き、教室の中でおろおろしているネビルを捕まえて聞いた。

「あ、ハリー! た、大変! 大変なんだ! あっちこちで爆発だよ! 同時多発テロだ!」

 気が動転しているらしく、ネビルの話は要領を得なかった。
 
「ま、待ってよ。爆発って、どういう事だい?」
「ついさっき、イギリス全土で突然大きな爆発が起きたんだ。多分、死喰い人の連中の仕業だよ」

 ネビルを押し退けるようにロンが言った。

「イギリス全土でって……」

 頭が追いつかない。今までも、大規模な襲撃事件はあった。ミレニアム・ブリッジの崩落などは最たるモノと言える。
 だけど、同時に多数の箇所で爆発なんて、尋常じゃない。

「いよいよ、仕掛けて来たっていう事かな……」
「今、状況を把握する為に魔法省の魔法使いが総出で調査に向かってる」

 胸がざわつく。さっき、胸に芽生えた不吉な予感が膨れ上がる。何か、取り返しのつかない事が起きている気がする。
 教室の中を見渡して、アルの姿を探した。居ない。アルだけじゃない。ジャスパーの姿も無い。まだ、風に当たっているのだろうか……。
 一応、ネビルとロンにアルが来なかったか聞くと、二人共揃って首を横に振った。不吉な予感が更に強まった。僕は直ぐに踵を返して外に出た。すると、二人が慌てて追いかけてきた。

「ど、どうしたんだい?」
「アルがどうかしたのか!?」
「後で説明する。今はとにかくアルを探すんだ。三手に分かれよう」

 二人は困惑した表情を浮かべながらも頷いてくれた。
 否応にもあの時の記憶が甦る。ユーリィを探して、学校中を走り回った時の事を思い出し、僕は狂ったように走り回った。途中、出会った人に片っ端からアルの事を聞いたけど、誰も知らないと言う。
 玄関ホールで二人と合流すると、二人の顔は目に見えて焦りの表情を浮かべていた。

「ど、どうしよう。アルが居ない! ま、まさか、アルまでユーリィみたいに!?」

 取り乱すネビルを落ち着かせようと声を掛けた瞬間、玄関ホールの扉が開いた。入って来たのはハーマイオニーだった。
 ハーマイオニーは僕らの姿を見た途端、血相を変えて叫んだ。

「アルがヴォルデモートの下に向かったわ! 手紙が来たって! わ、私、追い掛けようとしたら、石化の呪文を掛けられて……」

 ハーマイオニーの言葉を聞いて、僕の胸に去来したのは『ああ、やっぱりか……』という気持ちだった。
 アルは信じたんだ。マッドアイ達が信じると困ると言いながら、自分は信じたんだ。

「アルの馬鹿野郎!!」

 怒りが頂点に達した。

「クソッ! 僕も行く!」
「どこへかね?」

 咄嗟に走り出そうとする僕の足を静止させたのはダンブルドアの声だった。
 先生は階段の上から僕らを見下ろしていた。あの全てを見通す力を秘めた青い瞳が僕を見つめている。
 僕は先生にありのままを話した。ナインチェが届けた手紙の事。アルが手紙を信じてグラストンベリーに向かってしまった事。
 すると、先生は険しい表情を浮かべた。

「……現状、ホグワーツに残っているのは最低限の警護の闇祓いのみじゃ。彼らを行かせるわけには行かぬ。さすれば、ホグワーツの守りが手薄になるでな」
「僕が行きます!」

 一刻の猶予も無い。アルが殺されるのをみすみす見逃すわけにはいかない。
 恐怖はある。だけど、そんなのに構ってる暇なんて無い。僕はもう、ジェイクが死んだ時や、ユーリィが攫われた時やドラコが死んだ時のような気持ちを味わいたくない。
 それに、もしかしたら、本当にヴォルデモートが居るかもしれない。長きに渡った因縁に決着をつけるチャンスかもしれない。

「ぼ、僕も行くぞ!」
「僕だって!」

 僕の言葉にネビルとロンが続いた。
 二人の瞳には恐怖と迷いの色が見え隠れしている。

「二人共……」
「ハリー。僕は絶対に行くぞ。僕だって、ヴォルデモートには借りがたくさんあるんだ。アイツには清算してもらわないといけない」

 ロンは恐怖に震える体で言い放った。

「二年目の時といい、三年目の時といい、僕は奴等に操られて、この手で友達を傷つけさせられたんだ」

 声に滲むのは怒りだった。

「どんなに謝ったって、許されない事を僕は強要されたんだ。僕は戦うぞ」
「僕も戦う!!」

 ネビルが声を張り上げた。

「僕は……弱虫で、どんくさい。でも、ユーリィを助けたいって気持ちはアルやハリーにだって負けてないんだ」

 その瞳には闘志が燃え滾っていた。

「ユーリィには何度も助けられて来た。箒から落ちた時も、マルフォイに絡まれた時もユーリィは僕を助けてくれた。今度は僕がユーリィの為に動く番なんだ」
 
 決意に満ちた声がネビルの瞳から恐怖と迷いを拭い去った。
 二人は何を言っても引き下がらないだろう。

「……覚悟は出来ているんじゃな?」
「……私も行くわ」

 ハーマイオニーが言った。僕は心臓を鷲掴みにされたような気分だった。
 
「駄目だ」
「いいえ、行くわ」
「駄目だ!!」

 認めるわけにはいかない。

「君は残れ!!」
「いいえ、お断りよ!!」

 ハーマイオニーは僕の怒声にも一歩も退かず、掴み掛かるように言い返してきた。

「貴方が命賭けの戦いに身を投じるというのに、ジッとなんてしていられないわ!!」
「ジッとしていろ!! 君は絶対に連れて行かないぞ!!」

 譲れない。彼女だけは何があっても連れて行くわけにはいかない。
 彼女は僕にとっての【希望】だ。彼女の死は僕の【絶望】だ。
 彼女の命は何よりも尊い。彼女の命と天秤に掛けられるものなど何も無い。この世の全てと引き換えにしても、僕は彼女の命が大切だ。
 
「この世で誰よりも愛してる。だから、絶対に連れて行かない」
「この世で誰よりも愛してるわ。だから、絶対に付いて行く」

 ハーマイオニーは譲らない。

「それに、あなただけじゃないわ。もしかしたら、その場所にユーリィが居るかもしれない。私はあの子を救いたい。貴方はこの世で一番愛おしい人。あの子はこの世で一番大好きな友達」
「言う事を聞け!!」

 僕は杖を取り出した。これ以上の問答に意味は無い。退かないというなら、僕は例え彼女に嫌われようとも力で捻じ伏せる。

「聞かないわ。夫を支えるのが妻の役目よ。何があろうと、私はあなたを支える。守ってみせる」
「言う事を聞けと言ってるんだ!!」

 もはや、ここまでだ。

「どうしても、聞けないって言うなら!!」
「ハリー!!」

 不意をつかれた。
 間近まで接近していたハーマイオニーは更に距離を縮めた。
 顔と顔との間の距離が零になる。唇を通して、彼女の体温が流れ込んで来る。

「私とあなたは一身同体よ。何処へ行くのも一緒。死ぬのも生きるのも一緒よ」

 ハーマイオニーは言った。

「私があなたを守る。だから、あなたが私を守って」

 キスを通じて、彼女の決意の深さを感じた。
 力で捻じ伏せても、彼女は来てしまう。それが理解出来てしまった。

「……分かった。君の事は僕が絶対に守る」
 
 今度は僕からキスをした。
 これは誓いだ。健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くす。
 
「ダンブルドア先生」

 先生は黙って僕を見つめていた。

「僕らは戦います」

 先生は何も聞かず、ゆっくりと頷いた。

「お主らの勇気を称える。行こう」

 僕らは歩き出した。玄関ホールから外に出ると、空から不死鳥が舞い降りてきた。確か、先生のペットのフォークスだ。

「さあ、手を繋ぐのじゃ」

 僕は先生とハーマイオニーの手を取った。
 ハーマイオニーは反対側の手でロンと繋ぎ、ロンはネビルと繋いだ。
 そして、先生がフォークスの足に掴まると、僕らは刹那の瞬間にホグワーツから遠く離れたグラストンベリーへとやって来た。
 とても静かだった。手紙に書いてあった屋根が無い旧聖ミカエル教会を頂上に仰ぐ丘――――グラストンベリー・トーが目の前に見える。
 僕らは互いに顔を見合わせると、頷き合って走り出した。すると、丘の中腹に人影が見えた。一瞬、死喰い人かと思われたその影の正体はアルとジャスパーだった。
 良かった。生きていた。
 喜び勇み、近づこうとすると、僕らは言葉を失った。
 彼らの前には死体があった。良く知っている顔。

「ダ、ダリウス……」

 ダリウスの遺体が静かに横たわっていた。アルの表情は見えない。アルが殺したのだろうか……。

「やあ、皆も来たんだね」

 知人の遺体を前にしているというのに、場違いな程明るい声でジャスパーが言った。

「さあ、あの教会にマコちゃんが居る。ああ、楽しみだなぁ。愉しみだなぁ。もう直ぐ、ボクはこの目で見れるんだね。マコちゃんが救われる瞬間を見れるんだね。ああ、嬉しいな。幸せだなぁ」

 鳥肌が立った。不気味な奴だとは思っていたけど、ジャスパーの目を見た瞬間、僕は恐怖に慄いた。
 まるで、闇を何重にも重ねたかのようなどす黒い瞳。

「ああ、この瞬間を待ち侘びていた。さあ、アル君。マコちゃんを救いに行こう。ああ、マコちゃんが救われる。ボクは僕はぼくはなんて幸せなんだ。ああ、素敵だ。最高だ。希望が世界に溢れて見える。光が溢れている。アハッ! アハハハハハハハハハハハハハハッハハハハハハハハハハハハハッハハハアハハハハハハハハハハッハハハハハハハハッハハッハ」」

 狂ったように笑うジャスパー。
 僕らは言葉も発せずに居た。すると、二人の前に人影が現れた。

「まったく、喧しいな。引率の先生はもっと厳しくあるべきではないのか? ダンブルドア」
「……久しいな、トム」

 ヴォルデモートは僕らの前に姿を現した。蛇のようなのっぺりとした顔。
 
「……この先にユーリィが居るのか?」

 アルはヴォルデモートに対して恐怖を覚えていないらしい。
 ごく自然に尋ねた。信じられない。どんな神経をしているんだ。

「あの教会に居る。連れて行きたくば、好きにしろ」
「随分と素直じゃな」

 ダンブルドアが言うと、ヴォルデモートは微笑んだ。

「もはや、私には何も残っていない。お前の差し金なのだろう?」

 何の話だろう。ダンブルドアは涼しげな表情でヴォルデモートの言葉を受け流した。

「結局、私は踊らされていたのだな。予言にも、お前にも、あの……絶望にも」

 ヴォルデモートは杖を掲げた。すると、彼の周りに数人の人影が現れた。

「私に残ったのはお前達だけだ。去るなら止めぬ」
「我らは御主人様と共にあり続けます」

 男が言った。

「ロドルファス・レストレンジよ。お前の忠誠を認めよう」

 ヴォルデモートは言った。

「我が魂、永劫、偉大なる帝王と共にあります」
「ラバスタン・レストレンジよ。お前の忠誠を認めよう」

 次々に死喰い人達は杖を掲げ、帝王に忠誠を捧げる。アントニン、ヤックスリー、カロー兄弟。
 六人の死喰い人は僕らを見下ろし、殺気立っている。
 相手は七人。こちらも七人。数の上では互角だけど、明らかにこちらが不利だ。
 そう思った時だった。次々に僕らの傍に人影が現れた。
 最初は更なる死喰い人の援軍が来たのかと思ったけど、違った。
 
「私を置いていくなど許さんぞ、ハリー」

 シリウスが口元に微笑を浮かべながら現れた。

「前にわしが捕まえた奴の顔があるな」

 マッドアイは死喰い人達を睨み付けた。

「我が友の愛する子を返してもらうぞ」

 エドワードが殺気に満ちた表情を浮かべ言い放った。

「私の息子を散々利用しおった報いを受けて貰うぞ」

 ロンのパパのアーサーも体を怒りに強張らせながら現れた。

「ゾロゾロと現れたものだな。しかし、良いのか? 今頃、ホグワーツには我が軍勢が攻め入っている筈だが?」
「巨人や怪物共の軍勢か? 奴等ならば他の連合のメンバー達が相手をしておるわ」

 マッドアイが言った。ホグワーツが襲われているだって!?

「統制すらまともに取れぬ軍団など、恐れる必要無し!!」

 エドワードの言葉にヴォルデモートは高らかに嗤った。

「ダリウスの花火も少しは私の役に立つかとも思ったのだが……どこまでも私の邪魔をしてくれるな」
「決着を着けよう、トム」

 ダンブルドアの言葉は月夜の丘をコロシアムに変えた。

「アル。ユーリィを助けに行け」

 エドワードが言った。

「……俺は」
「ここはお言葉に甘えるべきだよ、アル君」

 またしても場違いな明るい声。この緊迫した空気の中でどうして、どんな陽気な声を出せるのか不思議で仕方が無い。

「大丈夫さ。希望は絶望になんか負けない。不死鳥の連合は決して負けたりしないよ。だから、君は一刻も早くマコちゃんを救うべきだ。勿論、ボクも見届けさせてもらうよ」

 壮絶な笑みを浮かべるジャスパーの顔を見向きもせず、アルは言った。

「ああ、ユーリィを助けに行く」

 アルは走り出した。それが、戦いの始まりを告げる鐘となった。
 最後の戦いが始まった。僕はダンブルドアと共にヴォルデモートと対峙した。
 ハーマイオニーはシリウスと共にカロー兄弟と向き合っている。ネビルはマッドアイと共にレストレンジ兄弟に杖を向け、ロンはアーサーと共にアントニンに立ち向かっている。
 エドワードはアルに杖を向けようとしたヤックスリーを攻撃している。

「さあ、決着を着けよう。ダンブルドア。そして、ハリー・ポッター。生き残った男の子よ」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。