あとがき

これにて完結となります。
物語の合間の話や物語後の話など、サイドストーリー的なのは今後もちょこちょこ書くつもりですが、それはまたいずれ……。
それでは、長い間、ユーリィとアルフォンス、二人の物語にお付き合いいただき、ありがとうございました。

完結となりましたので、活動報告に掲載した裏話的なものをここにも……

実を言うと、幾つかエンディングを考えてたんだけど、一番ハッピーなエンディングになりましたー。
書きながら、実際にこの場面になったら主人公達はどういう選択をするかなーって考えながら書いていたら、この結末に辿り着いたよ@w@;
最悪なバッドエンドへの入り口はユーリィの性格を考えて書いてたら素通りしちゃった。
目覚めたユーリィが違う選択をしたら、アルとユーリィが殺し合って、グラストンペリー・トーが嘆きの丘になる予定でした・w・ン予言完全実現END
あと、アルが愛を本気で殺そうとした場合、吸魂鬼が出る前に愛を殺せて仕舞うので、そうなるとユーリィが自分の命を絶ってしまい、これまた嘆きの丘での予言完全実現ENDⅡ
キャラが勝手に動くって、こういう事なのかなって思いました。他にも色々バッドエンドフラグがあったんですけど、主人公達の現在の性格や心情を念頭に執筆していると、見事に回避していくんですよね……。
ヴォルデモートが生存した事で、真終章における最大のバッドエンドのユーリィ死亡も回避されちゃったし・w・実はヴォルデモートがハリー達との戦い死んだ場合、ヴォルデモートの魔法で肉体を作り上げたユーリィは数年後に体が崩壊を始めて、アルと死に分かれるというのを想定してました。
あの時、ヴォルデモートの勇気と勇敢さの違いについての語りでハリーが殺意を覚えるかどうかって感じだったんですけど、ハリーなら怒りはしても殺意なんて持たないなって思って、回避されちゃいました。校長先生も同様……。
いつか、面白いオリジナルの小説を書きたくて、実験も兼ねて、色々試行錯誤を作品中でしてたりするんですけど、今回のハリポタSSではミステリー要素を入れてみました。
伏線をいろいろ振り撒いて、最期に回収するのは雨生龍之介がバーサーカーを召喚したらでもやってたのですが、今回のは伏線から回収時の展開をある程度予想出来るようにするというのが課題でした。
真章にて明かされた全ての謎を真章を読む前に解けた人が居たらかなり嬉しいです。真剣に謎解きする読者が解けない推理小説は駄目だって、好きな作家さんが言ってたので……。
実はジャスパーの自分の名前が嫌いというのも、ジャスパーの正体にある程度気付いた段階の人に対する最期の秘密へのヒントだったりします。

敢えて、もう一度言うと、真序章に入る前に全ての謎を解けた人が居たら、それは最高の喜びです。

ではでは、ユーリィ・クリアウォーターという一人の少女?少年?の長い人生にお付き合いくださり、重ね重ね、ありがとうございました。

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