第七話「英霊召喚③」

 自己というものを持たぬ身でありながら、彼は驚いていた。
 無理も無い。聖杯というあらゆる奇跡を叶える万能の願望機を求め七人の魔術師が七体のサーヴァントを使役し、殺し合う戦い――――聖杯戦争に招かれた彼を待ち受けていたのはマスターの死に様だったのだから。
 辛うじて息はしているらしいが、中身が完全に失われている。魔道の知識に造詣が深いわけでは無いが、英霊の身となり、霊的な力を鋭敏に感じる事が出来るようになり、それが聖杯から流れ込んでくる
知識と絡まり、徐々に現状を理解出来るようにした。

「……やった」

 弱々しい声でマスターは言った。己を召喚した事を心の底から喜んでいる。
 死に瀕しているにも関わらず、感情を持たぬ身にはあまりにも眩しい笑みを浮かべる彼が酷く羨ましかった。

「……なあ、あんた、悪魔なんだよな? なら、僕の願いを聞いてくれ」

 マスターたる少年の言葉に名を持たぬ彼はどう応えるべきか分からなかった。
 悪魔などと名乗った事は無いが、悪魔と罵られた事なら数え切れぬ程に経験している。

「悪魔は魂と引き換えに願いを叶えてくれるんだろう? だったら、僕の魂をくれてやる。だから、僕の願いを聞いてくれ」

 魂をくれてやる。
 少年は彼が何者であるか知っていて言ったのであろうか? 知っていたなら正気の沙汰では無く、知らぬのならば愚の骨頂。

「僕の願いは――――」

 少年の願いが尊い物なのか、それとも愚かな物なのか、彼にそれを判断する事は出来ない。
 だが、己を召喚したマスターの望みである。ならば、叶える以外の選択肢は無い。彼は若きマスターの手を取った。
 そして――――、

「……え?」

 マスターの手に歯を突き立てた。
 戸惑うマスターに構わず、彼はマスターの手を食い千切り、咀嚼した。手を食べ終えた後は腕、肩、足、胴体、胸、腹、陰茎、首。
 死に瀕して尚、あまりにも壮絶な痛みと喪失感に彼のマスターたる少年は悲痛な叫び声を上げた。その叫び声も喉笛を食い千切られた時点で消え去り、最後に残った頭部をゆっくりと彼は呑みこんだ。

「……aa、アaァああ……ああ」

 ゆっくりと、彼は何かを試すように喉を震わせ、しばらくすると、納得したように首を動かした。

「……最弱の身に最強の英雄達を倒し尽くせとはな」

 そう、彼は――食い殺したばかりの――少年の声で呟いた。

「……しかし、サーヴァントには相応しい|注文《オーダー》だ。主よ、汝が願い、この、アサシンが聞き入れた」

 そう、少年の声で、少年の顔で、少年の体で彼、アサシンは言った。

「さて、まずは主の記憶を完全に掌握せねばな」

 瞼を堅く瞑り、アサシンは意識を己が内へと埋没させていく。
 
第七話「英霊召喚③」

 僕は選ばれた人間だ。家は旧くからある名家。勉強では常に学年トップ。その上、スポーツ万能。非の打ち所の無い人間だ。
 誰もが僕の才覚を羨み、敬意を払う。時々、低俗な輩がみっともない嫉妬心から暴挙に出ようとするが、僕の明晰な頭脳の前ではウドの大木に早変わり。僕に手を出す前に彼らは社会的な立場を失い、逃げ出していく。
 何もかもが思い通りにいく。まるで、ゲームの世界みたいだとさえ思った。僕が主人公のゲーム。
 だけど、ただご都合主義な展開ばかりが続くゲームなんてクソゲーだ。きっと、僕の|人生《ゲーム》に相応しい何かがある筈。

『あった……』

 その本を見つけたのは偶然だった。
 間桐という家に纏わる記録。そこに記されていたのは『間桐の魔術』についてだった。本には魔術に関する様々な知識が記されていた。
 慎二は持ち前の明晰な頭脳を存分に活かし、本を読み解いた。

『やっぱり、僕は特別な人間なんだ』

 当たり前の事を再確認し、僕は優越感に浸った。
 魔術とは、知るべき者のみが知る事の出来る類のものだ。そう、特別な人間だけが知る事の出来るもの。
 僕は瞬く間に魔術の魅力に憑り付かれた。寝る間も惜しみ、魔術の勉強に明け暮れる毎日。けれど、疲れは全く無かった。
 相変わらず、勉強では学年トップ。全国模試でも上から数えた方が早いくらいだ。運動神経も鈍りを見せない。野球だろうが、サッカーだろうが、僕が参加すればエースがグランドから降りて交代する。
 これほど完璧という言葉に相応しい人間は二人と居ない。それは確信だった。

『やあ、見てくれよ桜』

 小学校の低学年くらいの時に義理の妹が出来た。理由はよく分からなかったけれど、どうやら複雑な経緯があったらしい。
 養子になるなんて、よっぽどの事情があるのだろう。桜という名の新しい家族に僕は哀れみを感じている。
 いつも暗い表情を浮かべ、幽鬼のように家の中を徘徊する桜に兄として僕は事ある事に忠告を与えている。根暗な人間より、快活な笑顔を浮かべる奴の方が好意を持てる。
 けれど、桜の態度が改善される事は無かった。瞳には絶望を宿し、いつも泣きそうな顔をしている。

『お前みたいな根暗な奴が妹だなんて知られたら赤っ恥だ。もっと、ポジティブになれよ! いきなりは無理でも、辛いとか、苦しいとか、そういう意思表明をするだけでも大分違う筈だぜ?』
『……そう』

 このたった二文字に過ぎない言葉が僕にとっての始めての桜の言葉だった。
 予想外に嬉しかった。些細な変化だったが、これで根暗な性格を改善する目処が立った。
 僕は少し誇らしくなった。何でも出来る僕にとって、妹を変える事が出来ないというのは大きな挫折だったからだ。
 桜を元気いっぱいにしてみせる。それが僕の人生に置ける最初の|試練《イベント》だと信じていた。

『なんだ……、これ?』

 ある日の事だった。僕は夜中に目を覚ました。すると、廊下で物音が聞こえた。
 何だろう。こっそりと廊下に顔を出すと、桜が居た。虚ろな顔でゆっくりと歩いている。夢遊病かもしれない。
 僕は慌てて後を追い掛けた。桜が夢遊病患者だとは知らなかった。もしかしたら、階段で転んでしまうかもしれない。花瓶を落として怪我をしてしまうかもしれない。
 妹の健康管理も兄の責務だ。僕は義務感に突き動かされながら廊下を走った。すると、突然桜の姿を見失ってしまった。
 目を離したつもりは無かった。桜が消えた場所の周囲に目を凝らす。すると、奇妙なものに気が付いた。壁に薄っすらと線がある。指で線を撫でてみると、壁がゆっくりと動き出した。
 この家に生まれて十三年。こんな隠し扉があったなんて知らなかった。間違い無い。桜はここに居る。
 僕は好奇心に突き動かされながら隠し扉の中へと足を踏み入れた。

『さく、ら……?』

 隠し扉の先は階段になっていた。驚く程深い。
 慎重に降りていく。肌寒さと嗅ぎ覚えの無い異臭に心臓が高鳴る。
 階段を降り切ると、僕の視界に奇妙な光景が浮かび上がった。
 宙吊りにされている桜。腕を無骨な鎖で拘束され、上半身は裸に剥かれている。下半身は波打つ液体らしきものの中に沈み込んでいる。

『に、いさん』

 ドキリとした。桜が始めて僕の事を兄さんと呼んだ。
 だけど、目の前の光景が僕に与えた衝撃はまだ消えていない。一体、どうして桜がこんな地下空間で拘束されているんだろう。
 湧き上がる疑問の答えを探るべく、僕は目の前の波打つ液体に足を踏み入れようとした。
 そして、

『……あ』

 僕は見てしまった。足下に広がる液体の正体。否、それは液体ですら無かった。
 蟲。それも、男の性器にしか見えない気持ちの悪い蟲の大群。あまりにもおぞましく、僕は込み上げてきた吐き気を抑え切れなかった。
 僕が吐瀉すると、その吐瀉物に例の蟲が集まり、食べ始めた。
 僕は狂乱したかのように叫び声を上げ、白目を剥いて気を失った。
 
『兄さん……』

 桜の声で目が覚めた。
 僕は桜の部屋のベッドで横になっていた。
 起きて直ぐ、僕は桜を問い詰めた。
 
――――あの地下の空間は何だ?

――――お前はあそこで何をしていたんだ?

――――あの気色の悪い蟲は何だ?

 溢れ出す疑問を矢継ぎ早に桜に浴びせかけた。
 桜は最初、躊躇うように眉を顰めた。けど、僕は黙秘権の行使を許可しなかった。

『答えろ!!』

 気が付くと、僕は桜に暴力を振るっていた。
 自分が理解出来ない事を愚鈍な桜が理解している。その現状が許せなかった。
 その上、僕の質問にいつまで経っても答えずにぐずぐずしているのが気に喰わなかった。

『答えろよ!! じゃなきゃ、もう一発……』

 そこまで言って、僕は我に返った。

『……ごめん』

 ポツリと謝ると、桜は首を横に振りながらゆっくりと口を開いた。
 桜は全てを語った。
 自分が魔術師である事。間桐の家が既に没落しているという事。
 僕は桜を何度も殴った。時には蹴り飛ばしながら、罵声を浴びせた。
 許せない。僕は特別なんだ。僕こそが特別なんだ。間桐の魔術を受け継ぐのは僕の筈なんだ。なのに、こんな愚鈍な奴が魔術の修練をしていただって? 僕は未だに魔術について父からも祖父からも教えられていないのに。
 桜が話し終えると、怒りに身を任せ、桜が立ち上がれなくなるまで暴力を振るい続けた。漸く怒りが落ち着くと、僕は桜の髪を引っ張り頭を上げさせた。

『僕が受け継ぐんだ。返せよ、間桐の魔術を僕に!!』

 僕が言うと、桜は目を細めた。馬鹿にされたと思い、僕は再び桜の頭を床に叩きつけ、腹を三回蹴った。
 嘔吐する桜の姿に漸く怒気が静まった。

『……じゃ、あ。受け入れ、てみ……ます、か? これを……』

 吐瀉物には血が混ざっていた。さすがにやり過ぎたかと不安になっていると、桜が例の蟲を持ち上げながら言った。

『間桐の魔術が欲しいなら、ここにありますよ』

 そう言われて、僕は蟲を見た。
 やはり、どう見ても男性器にしか見えない。だけど、それが間桐の魔術であると認識した瞬間、その蟲が素晴らしく崇高な存在に見えた。
 古代ローマではペニスを模したアクセサリーが流行ったと聞く。恐らく、魔術に於いて、性器は重要な意味を持つのだろう。
 僕は桜の手から蟲をひったくると、自分の腕に這わせた。

『これが、間桐の……』

 口元に笑みを浮かべた瞬間、世界が崩れた。全身に隙間無く針を刺されたかのような激痛が走る。
 目がチカチカし、喉は焼けた鉛を呑まされたかのように熱い。全身が重くなり、立っていられない。
 
『やめろ。やめろ。やめてくれ。こんなの嫌だ。やめて。助けてくれ』

 みっともなく、僕は懇願した。この痛みから解放してもらう為なら何でも出来た。
 一秒足りとも耐えられない。

『大丈夫ですか?』

 桜の声と共に痛みが引いた。けれど、痛みの余韻が残り続けている。
 気が狂いそうだった。まるで、生きながらに燃やされ、地面に生き埋めにされたかのような壮絶な苦しみだった。

『い、今のは……』
『今のが魔術を使うという事です』
『……え?』

 桜は語った。
 僕が一秒足りとも耐えられないと感じた痛みを桜は一日中味わい続けているのだと。
 食事の時も排泄の時も常にこの痛みを味わい続けていると言う。

『う、嘘だ……』
『これが魔術を使うという事です、兄さん』
『で、出鱈目だ。こ、こんなの!!』

 ベッドの上で頭を抱える僕に桜はそっと近寄って来た。

『とても辛いんです』

 桜は言った。

『だけど、もう慣れました。……いえ、我慢出来るようになったんです。この痛みを我慢出来るようになるまで、三年以上も掛かっちゃいました』

 僕はゾッとした。三年間もあんな痛みを受け続けていたら気が狂ってしまう。

『兄さん。この痛みを知って尚、魔術を求めますか? 兄さんが求むなら……』
『い、要らない!!』

 僕は咄嗟に答えていた。
 つい数刻前までとは全く反対の答えを叫んでいた。
 
『こ、こんな……、こんな……』

 僕は首を横に振りながら繰り返し呟いた。

――――こんなの、僕の欲した魔術なんかじゃない。

『これが魔術ですよ』

 桜はまるで僕の心を見透かしたかのように言った。

『兄さん、言いましたよね?』
『な、なんだよ……』
『意思表示をしろって』

 桜はの言葉の意味を理解するより早く、僕はファーストキスを奪われた。
 
『な、何を!?』
『私、とても苦しいんです』

 顔を歪めながら言う桜に僕は不可解な感情を覚えた。
 心配になったのだ。
 さっきまで、散々暴力を振るったくせに、僕は桜が心配になった。

『だ、大丈夫なのかよ!?』
『辛いです。だから、助けて欲しいんです』
『た、助けてって、どうすれば……』

 魔術の肩代わりをしろと言われても、今更無理だ。
 あんな痛み、一瞬と言えど肩代わりなんてしたくない。

『私を抱いてください』
『抱いて……て?』
『ああ、まだ知りませんよね。兄さん、私が教えてあげます。大丈夫。兄さんもとっても気持ちいい筈ですから』

 僕が桜の言葉の意味を理解したのはそれからほんの数刻後の事だった。
 僕はこの日、始めてセックスを覚えた。それからの日々は同じことの繰り返しだ。
 桜は毎日僕を求め、僕は応えた。セックスの快楽を知った僕は四六時中、その事ばかり考えるようになった。
 時には口を使ったり、尻の穴を使ったりしながら僕は毎日桜の体を堪能した。
 罪悪感は快楽と怒りで塗り潰せた。
 
『……遠坂、凛?』

 高校に上がり、ある程度、性欲を抑えられるようになり、怒りの感情を完全に失い、罪悪感に崩れ落ちそうな日々を送っていると、桜が唐突に言った。
 自分の名前は『遠坂凛』であると。
 そして、桜の過去を教えられた。僕はその頃、もう後戻り出来ないくらいに桜……、いや、凛にゾッコンだった。
 凛に触れる事に罪悪感を抱きつつも、凛を求めてしまう。その罪深さに押し潰されそうだった。
 そんな折に聞かされた間桐の罪と凛の壮絶な過去。僕は追い詰められた。今までとは比べ物にならない罪悪感に襲われた。
 そして、哀しかった。
 僕は凛が好きだ。愛している。だけど、そんな事を口にする資格は無い。
 己の快楽の為に散々凜を犯して来た。暴力的な行為を強要した事も一度や二度じゃない。その上、間桐は凜の家族を悉く奪ったらしい。
 こんな僕がどの面下げて凜に告白出来ると言うんだ。
 哀しむ事すらおこがましい。最低で最悪なクズだ。
 償えるものなら償いたい。だけど、僕に出来るのは罪を重ねる事だけだ。
 凜は男の精子を定期的に得る必要がある。そういう体質にしたのも間桐だった。
 僕が断れば、凜は他の男を適当に見繕うだろう。それが嫌で、僕は凜の誘いを断れずに居る。
 いや、それもただの言い訳だ。僕はこんな罪に塗れた状態でありながら、それでも凜を抱きたがっている。彼女が上げる嬌声や悲鳴を聞きたがっている。
 
『僕は……』

 償いたい。償う方法が欲しい。
 彼女が欲しい。体だけでなく、その心も欲しい。そんな浅ましい考えを抱きながら、僕は償いを求めている。

『臓硯が死んだわ』

 ある日、凜が唐突に言った。
 最初は何を言われたのか分からなかった。
 臓硯は間桐の家の頭首であり、数百年を生きる妖怪だ。間桐の罪は臓硯の罪と言い換えても間違いでは無い。
 多くの人間を不幸に陥れた男。
 その男が死んだ。直ぐに納得出来る話じゃなかった。けれど、凜の言葉は直ぐに証明された。地下の蟲蔵に犇いていた蟲が一匹残らず灰になっていたのだ。

『私のサーヴァントがやったの』

 凜は笑顔でそう言った。

『サーヴァント……って』
『兄さん。もう、あなたを縛る物は何も無いわ』

 凜は言った。

『第五次聖杯戦争が始まるの。だから、兄さんは冬木を離れて欲しい』
『な、何言ってるんだよ……。だって、臓硯が死んだなら、お前だって……』

 凜はこんな最低な男の身を案じてくれた。
 だけど、自分は残ると言った。
 分からない。臓硯が死んだ今、どうして残る必要があるんだ。

『私が引いたカードは最強の英霊。彼を召喚した以上、私に逃げる事は許されないの』
『そんな、馬鹿な……』
『私に残された道は二つに一つ。戦い抜き、勝利するか……、それとも、戦い半ばでノタレ死ぬかよ』
『そんな……』
『兄さん。すぐにも聖杯戦争は始まる。だから、今夜中に街を出て……』
『凜……』

 凜は僕に背を向けて去って行った。
 開戦前に下調べをするらしい。見送りを出来るかどうかは分からないと言われた。
 聖杯戦争が本格的に始まったら、凜は勝つか死ぬかの選択を迫られる。
 僕は……。

『ここか……』

 僕は凜が召喚を行ったらしい部屋を探し出した。灰の山が広々とした空間から続いていたから直ぐに分かった。
 出来るかどうかなんて問題じゃなかった。ただ、出来る事を探した結果、それしか見つからなかっただけの話だ。
 僕は英霊の召喚を行った。
 呪文は記録書に記されていた。けれど、触媒なんてものは用意出来なかった。
 触媒無しでの召喚では自分に近しい性質を持った英霊が招かれるらしい。だとすれば、さぞかしおぞましい英霊が呼び出される事だろう。
 きっと、穢れに満ちた悪魔が召喚される筈だ。最低で最悪で愚かで下賎な屑に相応しい悪魔が……。
 それでもいい。悪魔だろうが、凜を勝利者にし、生き延びさせる事が出来ればそれでいい。その為なら、命だって惜しくない。僕の犯してきた罪を償えるなら、命なんて安いもんだ。
 彼女がこの戦争を生き抜き、その果てに幸福な未来を掴めたなら……。その為に僕の力が助けになれたなら……。
 もしかしたら、彼女の心を手に入れられるかもしれない……。

 一人の少年の人生を追憶し、アサシンは静かに片膝をついた。

「主よ。貴殿の望みをしかと承った。安心して、我が内に眠るがいい」

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