第二話「炎の雷」

第二話「炎の雷」

 新学期の準備をする為に俺は皆とダイアゴン横丁に来ている。一年振りだけど、もうどこに何の店があるのか地図を見なくても分かる。
 制服の採寸も終わり、教科書や魔法薬学の材料も買い揃えて、俺達は【高級クィディッチ用品店】に来た。夏の間に合流したハリー達も一緒だ。
 前年度の最後に行われたグリフィンドールチームの選手選抜テストは過酷を極めた。空いていたポジションはキーパーとシーカーだけだった。ロンは見事に希望通りキーパーのポジションを獲得したけど、アルはハリーとシーカーのポジションを競い敗北した。ハリーはやっぱり天性の才覚があったみたいで、他を寄せ付けない圧倒的な箒捌きを披露した。
 チェイサーのポジションに空きが無かった為にネビルもキーパーのポジションで選抜を受けたけど、やっぱりチェイサーとキーパーじゃ勝手が違ったみたい。だけど、アルもネビルもあんまり悲観していない。今年はどちらにしても【三大魔法学校対抗試合】が開かれるからクィディッチは中止される。来年になれば七年生達が卒業するからチェイサーとビーターのポジションに空きが出来る。恐らく、選抜試験は今年の終わりに行われるだろうから、二人共そのチャンスを逃すまいと闘志を燃やしている。
 今日はみんなで箒を見に来た。別にニンバス2000が不満なわけじゃない。今日、見に来たのはロンの箒を買う為だ。ロンの箒は学校の箒と同じ【シューティング・スター】。スピードが出ない上に動きもガクガクで、練習や選抜試験の時は俺のニンバス2000を貸して上げたけど、実際に選手となるからには自分の箒で出たいとの事。

「うーん。ロン、どれにするか決めてるの?」

 店内には沢山の箒が並んでいて、どれが良いのかいまいちよく分からない。振り返ると、四人は一塊になって一本の箒を眺めていた。

「炎の雷――――ファイア・ボルトだな」

 ダリウスが言った。
 ファイア・ボルト。確か、シリウス・ブラックがハリーの為にプレゼントした世界で一番早い箒。ただし、値段は500ガリオン……。
 ロンはこの日の為に親御さんからたっぷりとお小遣いを貰って来たみたいだけど、例え俺達が援助したとしても買える値段じゃない。だけど、そんな無粋な事を言える空気じゃない。

「目を輝かせちゃってるわね」
 
 ハーマイオニーは呆れ混じりの声で言った。四人共、ファイア・ボルトの魅力にすっかり惹き付けられてしまったみたい。
 去年の暮に行われたクィディッチ・ワールドカップでイギリス・アイルランドチームが使っていた事もあって、余計に欲しくなっちゃったみたい。買って上げられるものなら買って上げたいけど、あまりに高級品過ぎる。立場が立場だからアルバイトをするわけにもいかない。
 結局、俺もハーマイオニーも四人が満足いくまで見つめさせてあげる事しか出来なかった。まあ、入ったのが午後で、漸く箒探しにシフトしたのが夕方になってからだったんだから十分だろう。一本の箒を四時間近くも眺め続ける彼らの背中を見つめるのは結構辛かった。

『何がそんなに楽しいの?』

 って、思わず聞きたくなってしまったくらい、退屈で死にそうだった。ダリウスはダリウスでそれなりに楽しそうに店内を見物していたせいで俺とハーマイオニーは孤独な戦いを強いられた。途中から買ったばかりの教科書を開いて予習に勤しんだりもしたけど、四時間は本当に長かった。

『お店の人にも迷惑だよ』

 なんて、とても言い出せなかった。でも、言いたかった。
 本当に漸くだ。漸く、ちゃんと箒を選んでくれる。そう思った矢先……。

「うーん。みんなみたいにニンバスもいいけど、クリーンスイープの最新モデルのクリーンスイープ11号も悪くないね。でも……やっぱり」

 ロンの視線がファイア・ボルトに向こうとしている。
 俺とハーマイオニーは視線だけで合図を交し、同時にロンとファイア・ボルトの間に立ち塞がった。

「ロン!! やっぱり、私はクリーンスイープ11号が良いと思うの!!」
「え、でも……」
「俺もクリーンスイープ11号が良いと思うよ!! 10秒で120km/hまで加速出来るなんて十分過ぎるよ!!」
「その通りだわ!! 競技場の広さを思い浮かべてみなさいよ!! ピッチは、縦500フィートの横80フィートしか無いのよ? 最高速度を出せばたったの五秒で端から端まで行けるの!!」
「ロンはレースに出たいんじゃなくて、クィディッチに出たいんでしょ? なら、クリーンスイープ11号にするべきだよ!!」

 二人で必死に畳み込んだ。もう、これ以上買えもしない箒に時間を取られるわけにはいかない。今日は何も箒を買う事だけが目的じゃないんだから。

「おい、待てよ」

 漸く、ロンが財布を開き始めた所でアルが【待った】を掛けた。
 折角、ロンが箒を選んだのに何を言い出すつもりなんだろう。

「そんなに簡単に決めていいのか?」

 いいんじゃないかな。もう、四時間もここに留まってるんだし、簡単に決めちゃってもいいんじゃないかな。

「お前はキーパーになるんだぜ? クリーンスイープ11号は確かに良い箒だが、キーパーにはスピードよりも小回りの効くタイプの方がいいと思う」
「確かに、アルの言う通りだと思うよ。例えば、これはどうかな? コメット290。追い風があれば時速100km/hに達するし、何よりも【ホートン-キーチ制御術】が魅力的だよ」
「俺としてはニンバスシリーズがお勧めなんだがな。何と言っても、実際に使って来たから信頼出来る」

 三人の会話がヒートアップし始めてしまった。また、長くなりそう……。
 丁度その時、入り口の鈴が鳴った。誰かが入って来たみたい。目を向けると、驚いた事に入って来たのはドラコだった。その後ろにはマッドアイの姿がある。ドラコはあの騎士発言の後、ダリウスの下でアル達と一緒に訓練をする事になったんだけど、一々アル達がドラコに突っかかっていき、ドラコもアル達を挑発するものだから訓練にならず、方針転換して、マッドアイの下で訓練を受ける事になった。
 最後に会ったのはホグズミード駅で、彼はホグワーツに残った筈だから、ここで出会うなんて驚き。

「やあ、二人共」

 気さくに声を掛けてくる彼に俺達も片手を振って応えた。

「連中は何を騒いでいるんだ?」
「ロンが箒を買うのよ」
「もう、かれこれ四時間も……」
「四時間!? な、何を悩んでいるんだ?」

 ドラコですら引き攣った表情を浮かべている。幾ら何でも、箒選びに四時間は掛け過ぎだ。まあ、ほぼファイア・ボルトのせいなんだけど……。
 その事を話した瞬間、ドラコの目に悪戯っぽい光が灯った。

「まあ、貧乏人諸君には手が出せなくて当然だ」
「ド、ドラコ……?」

 髪をサッとかきあげ、真っ直ぐにファイア・ボルトに向かって行くドラコ。何事かとアル達も論争を止めて彼を見つめる。
 皆の視線を一身に集めながら、彼は言った。

「主人。ファイア・ボルトを一本貰おう」

 誰もが言葉を失った。
 アル達に至っては口をあんぐりと開け、目を見開き、声無き絶叫を上げている。

「へ、へい!!」

 店の奥から出て来た店主にドラコは持っていた財布を取り出し、その財布のサイズに見合わない大量のガリオン金貨を店主に渡した。
 店主が数えると、きっかりと500ガリオンあるみたい。

「マ、マルフォイ……お前」

 アルが戦慄の表情を浮かべている。まさか、本気で買う気なのだろうか……あの馬鹿みたいに高い箒を……。

「では、仕上がりましたらお届け致します」

 あれよあれよと言う間に契約が完了した。
 アル達は今にも血の涙を流しそうな程悔しそうにしている。

「ド、ドラコ君……?」

 おずおずと話し掛けると、ドラコは悪戯小僧のようにやんちゃな笑顔を浮かべた。

「実は父上と話をしたんだ」
「お父さんと……?」

 ドラコは顔を伏せながら言った。

「憔悴していたよ。何もかもに怯えていた。今にもヴォルデモートが自分を殺しに来るんじゃないかってね。まあ、帝王の情報を洗い浚い喋ってしまったんだから、仕方の無い事さ」

 拳を硬く握り締めながらドラコは語る口を止めなかった。

「母上も同じさ。父上に寄り添って、恐怖に身を震わせている。だけど、そんな状態でも二人は僕の事を気に掛けていてね……。ヴォルデモートに自分達のせいで刻印を焼き付けられ、危険な任務を請け負わせてしまった事に自責の念を抱いていた。それで、前に僕が欲しいと言ったファイア・ボルトを買ってくれる事になったんだ。勿論、僕は要らないって言ったけど、そう言った途端、二人共……」

 ドラコは一瞬泣きそうな表情を浮かべた。唇を震わせて言った。

「まるで、親から突き放された子供みたいな顔をしていたんだ。僕が二人を憎んでいると思っているんだ。そんな訳無いのに!!」

 ドラコは強く握り過ぎて血が滴ってしまっている拳を壁に叩きつけた。その拍子に壁に掛けられていた箒がグラグラと揺れたけど、何らかの呪文が掛けられているのか、床に落ちた箒は一本も無かった。
 ドラコは一筋の涙を流した。

「僕は……確かに欲しかったよ。ファイア・ボルトがさ……。だけど、あんなに苦しんでる両親を見てまで欲しいなんて思ってない。だけど、欲しがらなきゃ二人を傷つけてしまうんだ!! もう、僕はスリザリンのシーカーにはなれないってのにさ……」

 毒を吐くような彼の言葉に誰も何も言えなかった。
 マッドアイが彼をここまで連れて来て上げたのは彼や彼の両親の意を汲んで上げたからなんだ。死喰い人を憎んでいる彼の心さえ動かすほど、ドラコの両親は追い詰められている。
 胸が張り裂けそうになった。ドラコの悲しみを思うと、とても居た堪れない気持ちになる。

「ドラコ……君」
「ッハ、ドラコでいいさ。わざわざ君なんて付けるなよ」

 自嘲するようにドラコは言った。

「僕なんか……、僕は……なあ、クリア……いや、ユーリィ」

 名前で呼ばれるのはこれが初めてだった。

「なぁに?」

 彼は俺の眼を真っ直ぐに見つめながら言った。

「君もクィディッチの選手になってみないか?」

 突然の提案に俺は驚いて声も出なかった。
 
「君が選手になりたいと言うなら、ファイア・ボルトを君に貸す。色々と教えてもやれると思う。どうだ?」
「どうだって、言われても……」

 ドラコは何を考えているんだろう。いきなり、クィディッチの選手にならないか、なんて……。

「僕はクィディッチが大好きなんだ」
「……知ってる」
 
 あの三ヶ月の彼との交流で彼がクィディッチを如何に愛しているのかを聞いた事がある。
 語った後で少し照れた表情を浮かべた彼を忘れるのは中々難しい。

「僕はファイア・ボルトで空を飛びたい。チームの勝利に貢献したい。だけど、無理なんだ。選手になれないんじゃ、どうしたってチームの勝利に貢献なんて出来っこない。だから、誰かに託したいんだ」
「……でも、どうして俺なの? スリザリンにも……」
「僕はもうスリザリンに戻れない」

 ドラコは哀しげに瞼を細めた。

「今、僕がこうして話せる相手は君が思う程多くは無いんだよ。元々、僕のスリザリンでの立場を支えていたのはマルフォイの姓と我が家の財力。そして……、帝王が全盛を誇った次代の父の死喰い人としての権力だけ。僕自身の魅力はあまり関係無いんだ。だから、僕を支える支柱を失った今、スリザリンで嘗てのような栄光に恵まれる事は二度と無い。まあ、一人物好きが居るには居るが……」

 ドラコは少し困った表情を浮かべて言った。

「どうにもドジな奴でね。とても、クィディッチの選手に向いているとは思えないんだ」
「……俺もあんまり向いてるとは思えないんだけど……」
「とんでもない」

 俺の言葉にドラコは言った。

「君には十分なポテンシャルが秘められている筈だ」
「ポテンシャル……俺に?」
「ああ、間違い無い」

 何の事を言ってるんだろう。俺にポテンシャル?

「君はあの雪の日を覚えていないのかい? ジャスパーと言ったか……、君に宿るもう一人の人格が君の身に秘められた運動能力を証明してみせたじゃないか」
「でも、あれはジャスパーだから……」
「いくら精神が入れ替わったからって、肉体面が劇的に変化する筈無いだろう? 彼のあの運動能力は君の肉体その物に宿る力だ」
「でも、俺……、ダリウスの訓練ですぐにへばっちゃうし……」
「それは君の肉体の運用の仕方が間違っているんじゃないか?」
「運用の仕方……?」

 ドラコは確信に満ちた声で言った。

「僕なら君の能力を引き出してやれるよ、ユーリィ」
「俺の……能力?」
「ああ、だからさ……一緒に」
「おい、待てコラ!!」

 手を差し伸べてくるドラコと俺の間に突然アルが割り込んできた。

「何の用だい? 君には話しかけた覚えが無いんだが?」

 あっと言う間にドラコはいつもの挑発モードに切り替わってしまった。さっきまでの紳士的な態度とは全然違う。
 アルも何だか怒ってるみたい。

「いきなり騎士だなんだって妙な事言い出したかと思えば、今度はユーリィにクィディッチを教えるだ? テメェ、何か企んでやがるだろ!!」
「ちょ、ちょっと、アル!?」

 いきなり喧嘩腰になるアルに驚いて俺は止めに入った。

「まったく、頭の悪い男だね。僕はただ純粋にユーリィに夢を託したいと言ってるだけさ」
「ふざけんな!! 大体、テメェがユーリィの名前を呼び捨てにしてんじゃねぇよ!!」
「まったく、君には付き合いきれないよ。面倒見させられているユーリィの苦労が偲ばれるね」
「んだと、この野郎!!」

 本当にアルはどうしちゃったんだろう。

「待ってよ、アル。いきなりどうしたの? それに、ドラコ君もあんまりアルを挑発しないでよ」
「ああ、悪いね。それより、僕の事はドラコで良いって言った筈だよ?」
「え、あ、うん」
「うん、じゃねぇだろ!! マルフォイで十分だ、こんな野郎!!」

 いきなり怒鳴られて体が竦んでしまった。

「おいおい、本当に野獣のような男だな。ユーリィが怯えているじゃないか」

 別に怯えてなんかないけど……。

「こんの糞野郎……。やっぱり、駄目だ!! お前なんざユーリィの近くに居させられるか!! そもそもヴォルデモートの野郎に屈しやがった癖して――――」
「アル!!」

 気がつくと、俺はアルの頬を叩いていた。グーにしなかっただけ、少しは理性が働いてくれたのかな。
 アルは愕然とした表情を浮かべてる。つい、いつもの癖で謝りそうになったけど、今は駄目。

「い、言い過ぎだよ、アル。ドラコは両親の事で胸を痛めてるのに……」

 掌がジンジンと痛む。後悔の波がドッと押し寄せてきた。
 よりにもよって、アルを叩いてしまうなんて……。
 今まで、誰よりも俺の事を心配してくれて、護ってきてくれたのに……。

「ごめんね、アル。痛かった……?」
「……いや、俺……別に。お、お前がそいつと訓練したいってんなら止めねぇよ。俺は……知らねぇからな」
「アル……」

 声を掛けてもいつものように返事を返してくれない。
 酷い事をしてしまった。言葉は悪かったけど、アルは俺の心配をしてくれただけだったのに俺は……。
 アルの顔は昔、マチルダに怒られた時と同じだった。今にも泣きそうな顔。どうにかして慰めてあげたい。だけど、そもそもの原因は俺にある。それなのにどうやって慰めればいいっていうの。
 
「……すまなかった」

 ドラコが謝った。

「挑発に挑発で返すなんて、僕もまだまだだね。別に君達の関係を壊したいわけじゃなかったんだ。ただ、僕は心から君にクィディッチの選手を目指して欲しいと思っただけなんだ。あのジャスパーが見せたバランス感覚はクィディッチに通じると確信している。君にはきっと才能がある。……どうかな? 学校が始まったら、一緒に訓練をしてみないか?」

 ドラコの申し出を受けるべきかどうか迷った。アルは受けて欲しくないみたいだったけど、ドラコの想いを無碍にもしたくない。
 それに俺にクィディッチの才能があるのなら、アル達と一緒に俺もピッチに立てるかもしれない。あのワールドカップの選手達のように俺も飛べるのかもしれない。そう考えると、ドラコの提案はとても魅力的だ。日本チームのシーカーの女の子が最後に魅せたあの飛行を俺もしたい。

「……お願いしてもいい?」
「勿論だ。悪いが、手抜きはしないからね。厳しく指導させてもらう。やるからには完璧を目指す」
「うん。お願いします、先生」
「……お、おう」

 先生って呼ぶと、彼は照れたように顔を背けた。何だか可愛い。

「じゃあ、僕は先に帰るよ。あまりホグワーツを離れるのはよくないからね。立場上」
「うん。また、学校でね」
「ああ、またね」

 別れを告げて、去っていくドラコを見つめながら、俺は少しワクワクしていた。自分の運動神経の無さに辟易していた所だったから、彼の勘違いかもしれないけど、クィディッチの才能があるという彼の言葉が嬉しかった。でも、浮かれてばかりも居られない。後でアルにもう一度謝らなきゃ。 
 アルはむっつりした顔でコメット290をロンに押し付けていた。ロンは困った顔をしていたけど、アルの強引な押しに負けて結局コメット290を買った。何だかんだ言って、ロンもコメット290にしようと思っていた所だったらしい。でも、もう少し迷いたかったってロンは愚痴っていた。
 アルは店を出た後も口を利いてくれなかった。

「大人気無い……」

 ハーマイオニーが呆れたように言うと、怒ったように睨み付けてきたけど、それっきり視線すら合わせてくれない。少し浮かれていた気分はすっかり萎んでしまった。
 
「とにかく、気を取り直して次のお店に行くわよ!! すっかり暗くなっちゃったじゃないの!!」

 ハーマイオニーの掛け声に倣って、俺達は今日の最後の店、【トウィルフィット・アンド・タッティング】に向かった。制服の採寸や礼服にはマダム・マルキンの洋装店が一番だけど、オシャレに気を使うなら、こっちのお店。

「さあ、貴方達の箒談義に十分付き合ってあげたんだから、今度はこっちに付き合って貰うわよ!!」

 ハーマイオニーの威勢の良さにさすがのアルも身を縮ませた。ここで少しでも仲直り出来たらいいんだけど……。
 俺達はクリスマスのダンスパーティー用にドレスローブを買うために店の中へと踏み込んだ。

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